わかば接骨院通信
2016年9月20日 火曜日
人身事故と自賠責保険について 東海市の交通事故治療は当院へ
人身事故とは
人身事故は人間がけがを負ったり、死亡してしまう交通事故のことです。
交通事故は人身事故のほかに「物損事故」というものがあり、これは人以外の物を壊してしまった事故です。
ちなみに動物を車や自転車で轢いてしまった場合は、物損事故として処理されます。
車を運転する人すべてが加入することを義務付けられている自賠責保険は、原則として人身事故の場合のみに適用されます。
物損事故の場合は、自賠責保険は適用されません。
人身事故をさらに細かく分類すると、被害者に後遺障害が無い傷害事故・後遺障害が残った傷害事故、被害者が死亡した死亡事故に分類されます。
これらの賠償の内容と罪の重さについて以下に詳しく説明します。
人身事故の賠償について
●後遺障害が残らない傷害事故
交通事故でけがは負ったものの、後遺障害は残らずに回復することができる種類の事故です。
これは人身事故の中でも最も多い種類の事故で、事故の重大性も一番低いです。
しかし、ケガ人がいることも事実ですから、当然自賠責保険の補償が適用されます。
この事故の場合は、交通事故によって失った財産と治療費をはじめとする支出が補償されます。
これを積極損害といいます。
また、事故によってけがが回復するまで出勤ができなくなれば、その時得られるはずだった利益を損害として認められることもあり、これを消極損害といいます。
●後遺障害が残る傷害事故
交通事故によって負ったけがが完治することなく、症状が残ってしまったり、ケガに伴う後遺症が今後治癒することはないと診断された場合に後遺障害と認められます。
後遺障害には障害の内容によって等級が分けられており、等級によって請求できる賠償額が変わってきます。
この場合は完治するケガの事故よりも損害は大きなものとなるため、損害賠償額も高くなります。
この事故の場合も積極損害と消極損害が認められ、さらに後遺障害のせいで将来得られるはずだった利益の損失分を補償されることもあります。
●死亡事故
死亡事故は今まで紹介した二つの事故とは比べ物にならない大きな被害の事故です。
被害者が亡くなってしまっているため、被害者の近親者や相続人が加害者に損害賠償を請求します。
死亡事故でも積極損害・消極損が認められます。
それに加えて大切な家族を失った遺族にはそれぞれ加害者に慰謝料を請求することが認められています。
人が傷つく人身事故は、身体的だけでなく精神的にも大きな傷を負うことになります。
被害者の苦しみはもちろんですが、加害者になったら一生その罪と向き合っていかなければいけません。
近年、飲酒運転をはじめとする悪質な運転での死亡事故が問題になっており、加害者には重い刑事責任が問われるようになっています。
車を運転する際はルールを守って、安全に走行しましょう。
万が一交通事故に遭い、ケガをしてしまったら接骨院で治療を受けることができます。
交通事故治療についての詳細はこちらをご覧下さい。
投稿者 わかば接骨院