わかば接骨院通信
2016年11月12日 土曜日
むちうちとバレリュー症候群の治療について 東海市の交通事故治療は当院へ
交通事故による首のケガ
人間の首は頸椎と呼ばれるブロック状の骨が積み重なった構造をしています。
首を自在に動かすために必要な構造ではありますが、交通事故のような強い衝撃を受けた際に損傷しやすいという問題があります。
首は脳や背中とも近く、重要な器官とつながっているため損傷を受けると全身に影響が出る恐れがあるのです。
バレリュー症候群の症状
交通事故後に首の損傷が原因で現れる症状のひとつに「バレリュー症候群」があります。
バレリュー症候群は、首周辺の損傷がきっかけで自律神経が刺激されることで症状が出てきます。
交通事故が原因で発症する症状というと、痛みを伴うものが多いと考えられがちですが、バレリュー症候群はめまいや頭痛が主な症状として出てくることが特徴です。
特に頭痛は、バレリュー症候群になった人の8割以上が自覚する症状です。
バレリュー症候群の代表的な自覚症状は以下の6つです。
①耳の症状:耳鳴り・耳のつまり・幻聴
②目の症状:めまい・ぼやける・視力低下
③喉の症状:声がかすれる・喉が詰まる
④頭の症状:頭痛・ふらつき・頭が重い
⑤呼吸や動悸の症状:息切れ・心臓の痛み
⑥全身の症状:だるい・しびれ・注意力散漫
これらの症状があるときは、バレリュー症候群の可能性があるので早急に病院を受診してください。
また、バレリュー症候群は、頸部を損傷してから2週間から1か月後に症状が出るのが特徴です。
バレリュー症候群の診断
バレリュー症候群は、痛みと違って辛さが他人に伝わりづらく、病院に行ってもバレリュー症候群と診断してもらえないこともあります。
レントゲンなどの画像検査で診断することもできないため、本人の自覚症状をもとに診断するのが基本的な診断方法となります。
しかし、この「自覚症状」がバレリュー症候群を診断する際の非常に重要なポイントでもあります。
自覚症状に加えて、交換神経節ブロック注射によって症状の改善が見られるとバレリュー症候群の可能性が高くなります。
診断する人が交通事故のケガに関する知識が乏しいと、「心の問題」「気のせい」と片付けられてしまう恐れもあります。
整形外科ではバレリュー症候群の診断はされないので、注意が必要です。
バレリュー症候群の治療
バレリュー症候群の治療に効果的なのが、頸部交感神経ブロック注射です。
バレリュー症候群は、交感神経が刺激され興奮している状態なので、注射によって興奮を抑えることで症状が緩和します。
神経ブロック注射をメインに、精神安定剤や痛み止めなどを組み合わせて症状を和らげていきます。
他にもマッサージや薬物で血行を促すと、体の回復が早くなります。
バレリュー症候群を放っておくと、うつ病などの精神疾患に発展する恐れもあります。
不安な症状がある場合は、交通事故の治療に長けた信頼できる専門医に相談することをおすすめします。
わかば接骨院でも交通事故専門士による治療と無料相談も行っております。
交通事故治療についての詳細はこちらをご覧ください。
投稿者 わかば接骨院